経営にやさしい病院とは、全体最適化された病院と考えます
経営にやさしい病院とは、「医療」「施設環境」「事業性」という三つの要素のバランスがとれている全体最適化された病院と考えます。
つまり、提供しようとする「医療」にふさわしい「施設環境」を「事業性」に配慮して投資することであり、そのためにはバランス感覚をもって事業全体を再構築することが重要と考えています。
経営のバランスをとるためのソリューションツール
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アクティブ事業収支シミュレーション
投資妥当性の検証には、さまざまな条件の組み合わせの中で最適な組合せを導き出すことが重要と考えます。
本プログラムは収入や支出の各項目について詳細な条件設定ができ、精緻なシミュレーションが可能です。
また、条件変更に伴う収支変動の結果をその場でグラフで確認できるアクティブ検証機能があり、投資条件を短時間で最適化できるため意思決定の迅速化に貢献します。
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事業再構築支援ポイントは「業務フローの再構築」で収支構造を変えること
収支改善の方法は、収入を上げるか、支出を下げるかの2択です。
収入を上げるには医療提供内容を変えるか、診療報酬の構造を把握して業務の仕組みとして改善の余地がないかを診療科別に検討することが必要です。
また、支出を下げるには部門別原価計算で収支構造を把握し、どこにネックがあるのかを診療科別(部門別)に把握して、組織として改善に取り組むことが必要です。
最も効果的なのは業務フローを見直すこと成功のカギは強力なリーダーシップ
収入を上げるには「医療内容を変える」のが効果的ですが、難易度は高くなります。
ただ、最も効果があるのはコスト比率が高い人件費の構造を変えることだと考えます。
それは人員を減らすのではなく、業務の仕組みを変えることで専門職である医療者を本来業務に集中させ余剰人員の活用を図ることで、収支構造を変えるというやり方です。
また、実効性を高めるには全職員の協力が不可欠で強力なリーダーシップが必要です。
弊社は貴院の各種現況調査に基づき、病院経営を理解する専門スタッフにより全体最適の視点で業務フロー設計の再構築を支援します。
診療報酬シミュレーション
本ツールは、在院日数短縮による収益改善効果を検討するものです。
1日当たりの単価が在院日数が短いほど高いというDPCの特性を利用し、DPCコード別に在院日数短縮による単価アップ額を算出するとともに、在院日数短縮で延患者数が減ることによる病床稼働率の低下を補うために必要な患者数を検証します。そして、それらの条件を達成した場合に得られる収益金額を算出し、その改善効果を可視化します。
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DPC(レセプト)分析
病院の収益改善を進めるためには、自院の入院患者の実態について把握することはとても重要です。
また、疾患別に在院日数や治療構造などを理解することで、収益向上策や治療方法の改善に関する着眼点が見えてきます。
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部門別原価計算システム
病院経営を考えるうえで、病院事業の収益構造を把握することは非常に重要です。どの部門(診療科)が赤字なのか、その原因は何か?部門別原価計算を行うことで、その構造的な問題点が見えてきます。
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業務フロー調査
診療行為は各部門の業務をつないで行われますが、部門内はわかっても他部門のことまで把握されているケースは少ないようです。
診療行為を一連の流れとして把握し、どこにボトルネックやムダがあるのかを調査することで、業務の改善点が見えてきます。
また、改善された業務フローに合わせて建物を設計することで、より使いやすくより働きやすい業務環境が実現できます。
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