特別講演「がん患者必携の目指すところ/がん対策情報センターの役割」を聞いて

2010年5月1日に 独立行政法人国立がん研究センターの若尾文彦先生

(がん対策情報センター長補佐 情報提供診療支援グループ長 中央病院放射線診断部長)

 の特別講演 「がん患者必携の目指すところ/がん対策情報センターの役割」を聞きました。

若尾先生は一番最初に「国立がん研究センターがん対策情報センターのがん情報サービス

http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html

を 見たことがある方は?挙手して下さい」と質問されました。

参加者のほぼ6割の方が挙手されたようでした。

もちろん、私も父にがんが見つかった時に、大変お世話になりました。

「では、がん患者必携について御存知ですか?」

こちらは初耳でした。挙手された人数も4割弱だったようです。

「がん患者必携」は、がん対策推進基本計画 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/s0615-1.html

に基づいた、がん患者さんのための、がんに関する情報を取りまとめた冊子だそうです。

がん対策情報センターのHPで、試作版が公開されていました。

http://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/hikkei.html

がんになったら手にとるガイドとして、診断を受けてからのメンタルケアから、費用、がんの種類から治療と療養方法など、

がんに向き合うために必要な情報が集約されています。まだ試作版での公開なのは、

地域の医療連携情報まで網羅しようとしているため、制作に時間がかかっているそうです。

現在では、茨城県、栃木県、静岡県、愛媛県の4県の試作版のみが公開されています。

これから新たにがん患者となる方に配布していくそうですが、今がん治療を受けている患者さんや、がんサバイバーの方も

欲しいのではないかと思いました。1冊発行するのに必要なコストは約千円とのことでしたが、これを誰が負担するのか、も

悩ましいところだと思います。

欧米では、患者団体や病院が発行し無料で患者さんに配布しているとのことでした。

がんサバイバーの家族として、今からでも購入できるものなら購入したいと思いましたが、

もしも今私自身ががん患者となって収入のない状況で治療費用を負担し続けているような場合、少しでも負担が軽い方が

望ましく感じることでしょう。

今どちらか選択せよといわれたら、父のために切実に信頼できる情報を探し回った時のことを思えば、

費用負担があっても入手したいと思います。 地域連携情報以外の部分については、

またがんに限らず、患者や患者の家族はこのように分かりやすくまとめられた情報を欲すると思います。

非常に良い取組みだと思いますし期待していますので、早く47都道府県版が完成し、普及することを願っています。

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