診療報酬改定2018の動向_精神科編

精神科は大きな改革なし!?
長期入院患者の地域移行は?

2月7日、2018年度診療報酬改定に向けて中央社会保険医療協議会より「個別改定項目について」が公表されました。
精神科病院にとって最も気になるのは、長期入院患者の地域移行を推進する施策ですが、
今回そのような改定はほぼ見られませんでした。
果たして、今後の動きはどうなるのでしょうか。

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一般科のような基本料の構造改革はなし?
しかし、将来の導入可能性はある!?

今回の改定では一般科の入院基本料等に大きなメスが入り、実績要件によって報酬が変わる体系に改変されました。
精神科についても同様の改定が行われるかと思いましたが、そのような内容は今回の資料からは読み取れません。
しかし、将来的には「GAFスコア」や「重度かつ慢性」の定義を用いた新たな体系が導入される可能性は否定できないのではないでしょうか。

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地域移行機能強化病棟も見直しなし!
本病棟の本来の機能を果たすためには!?

前回の改定で長期入院患者の地域移行の切り札として導入された地域移行機能強化病棟入院料ですが、今のところ大きな成果を上げられない状況になっています。
もともと弊社では、「重度かつ慢性」の定義の導入による入院の対象患者を絞り込む施策とセットでないと効果は見込めないと予測していましたが、その通りになりました。
また、平成31年度末の届出期限の延長はあるのか、今後の動向に注目です。

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長期入院患者の地域移行は進むのか?
カギは長期入院患者の入院要件!?

今回の改定では長期入院患者の地域移行を大きく進める改定は行われませんでしたが、遅かれ早かれそうした施策が導入されるのではないでしょうか。
その際、1年超の長期入院患者の入院要件として用いられるのが「GAFスコア」なのか「重度かつ慢性」の定義なのか、いずれにしても早いうちに準備を進めておく必要があるでしょう。