診療報酬改定 2018の動向_回復期編

地域包括ケア病棟入院料2機能を分化の方向か?

2018年度診療報酬改定に向けて中央社会保険医療協議会で本格的な議論が始まっています。
7月21日にはその分科会で、地域包括ケア病棟入院料と回復期リハビリ病棟入院料の評価のあり方について討論がなされました。
今回は地域包括ケア病棟入院料の議論について整理します。

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地域包括ケア病棟入院料の現状
ポストアキュート機能の運用が優勢

本入院料には急性期からの受入れ(ポストアキュート)と在宅などからの受け入れ(サブアキュート)の二つの機能があります。
入棟元調査の結果によると、他院からの転院も含めたポストアキュート機能の運用が全体の63.8%で、院内の他病棟からの転棟患者が90%以上を占める医療機関も45%あることがわかりました。

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2機能で入院継続の理由に違い!?
ポストアキュートはリハビリ、サブは状態不安定

入党元が自宅等の場合、入院継続の理由として「患者の状態が不安定であり急性期の治療を行っているため、今後も退院の見通しが立たない」が26.7%であるのに対し、それ以外では7.9%と大きく異なります。
一方、自宅等以外では「状態は安定しているが、退院するためにリハビリが必要な状態」が51.3%を占め、2つの機能では患者像が大きく異なっていることがわかります。

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2機能の評価は別々にすべき?
患者像の違いで評価はどう変わるか!?

今回の注目ポイントは、ポスト&サブアキュートで評価に差が出るのか、そしてどちらが高くなるか、という点です。
1日当たりのレセプト請求点数をみると中央値にさほど差が見られないものの、入棟元が自宅等の方が点数に幅広い分布がみられ、医療密度の高い層が存在する可能性があります。
サブアキュート機能は地域包括ケアシステムの要となる機能であり、今後の議論の動向に注目です。