HOSPEX JAPAN2010 日本慢性期医療協会セミナー 「誤嚥性肺炎は手術で治療を目指せる」~安全な在宅療養を獲得するために~

HOSPEX JAPAN20101117日から19日にかけて、

国際展示場で開催されましたが、

併設の日本慢性期医療協会のセミナーが大変興味深かったので報告します。

 

「誤嚥性肺炎」よくあることかもしれませんが、

言葉を知っているので分かっていたつもりでした。

けれども、その予防のためにどんな処置が行われているのか、また、

誤嚥性肺炎を予防するために介護者にかかる負担などについて、

きちんとわかっていなかったことを、今回のセミナーを受講して

初めて気がつきました。

 

まだ家族の介護を経験していない私にとって、

これからのことを考える上でも非常に参考になりました。

「誤嚥性肺炎の予防はリハビリで」という考え方は、

軽症や中等症の患者さんには有効であっても、

重篤な患者さんには適用できず苦しんでいる方が

多くいらっしゃることを知りました。

胃ろうからの栄養が逆流してしまったり、

食物を食べなくても唾液や鼻汁が気管に入ることが防げず、

重篤な肺炎となってしまう現実を何とかできないのか

ということがテーマのセミナーでした。

 

声帯閉鎖術という外科的な手術でそれを解決できる

という発表は驚きでした。

本来、食道と気管が交錯していることが誤嚥性肺炎を

起こさせている点に注目して、

気管を声帯のところで閉鎖して気管切開を行うというものです。

従来は声帯を閉鎖することによって声を出すことができなくなる

という弊害がありましたが、いろいろな工夫でその点も

乗り越えられる余地があるとのことでした。

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2010/11/26 in | コメント (0)| トラックバック (0) by Mika

第53回日本病院・地域精神医学会を聴講して その3「アディクション医療と地域連携の現状」 

アディクション、依存症。この言葉も比較的耳にすることが

多くなったように思います。

実際に知人の家族がアルコール依存症の治療を受けて自宅に

戻ってきたところだったり、

友人の友人がギャンブル依存症で苦しんでいるという相談を

受けたりもしました。

依存症にもいろいろあると思いますが、このセッションで

改めてアルコール依存症、薬物依存症、そして

ギャンブル依存症の現状について学ぶことができました。

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2010/11/16 in | コメント (0)| トラックバック (0) by Mika

第53回日本病院・地域精神医学会を聴講して その2「うつ病対策」

気がつけば、以前よりも頻繁に「うつ」という言葉を使うようになったが気がします。

「○○さん、最近ちょっとウツ入っているよね」「今ちょっとウツだから・・・」

というように。精神科外来受診者数の増加にも一役買っているというのは、

確かに「普通の風邪でも放っておけば悪化するのだし、心が風邪をひいたなら、

今はちゃんと治るものなのだし、早いうちに治した方が良い」と考える人が増えてきたからでしょう。

誰にでもなる可能性がある病気で、治療すれば治る、という啓蒙活動の効果が現れてきたともいえます。

私自身もストレス度チェックなどこっそりやってみると、かなり高リスクという結果が出てしまうので、

いつなってもおかしくないから気をつけよう、と思っています。

それでもうつ病に苦しんで自殺する人の気持ちまで理解できるわけではないですし、

施設計画を考える中で自殺防止対策というのは必ず検討しなくてはならない重要な点だと思っています。

 

座長にあさかホスピタルの佐久間先生と不知火病院の徳永先生、発表者の中に松原病院の松原先生がいらっしゃる!

ということもあり、「自殺防止から考えるうつ病対策」のシンポジウムを聴講させていただきました。

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2010/11/12 in | コメント (0)| トラックバック (0) by Mika

第53回日本病院・地域精神医学会を聴講して その1「精神科救急」

救急出動した救急車が1回の出動に要した時間がなんと7時間。

この驚異的な現状は何が原因なのでしょうか?

精神疾患で救急要請された場合でも、まずは脳疾患の疑いが除去されないと

精神科病院が受け入れてくれないということに原因があるとのことでした。

まず一般病院でMRIをとって脳疾患の疑いを否定した後、精神科病院に搬送しているとのこと。

これでは精神科のある総合病院でなければ現実的な精神科の救急対応は出来ないのではないかとも

考えましたが、一方で先日、別の県の話ではありますが、

民間の精神科病院が精力的に精神科救急に取り組まれていて、

検査も行っているという話も伺ったばかりなので

受入れ体制の問題なのかもしれません。

また、40万人の人口で年間の精神科への救急搬送は400人程度。

11件では検査技師を待機させる訳にもいかないのでしょう。。。。

搬送される救急患者の8割以上が軽症患者であるとの指摘も考えさせられました。

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2010/11/10 in | コメント (0)| トラックバック (0) by Mika

特別講演「がん患者必携の目指すところ/がん対策情報センターの役割」を聞いて

2010年5月1日に 独立行政法人国立がん研究センターの若尾文彦先生

(がん対策情報センター長補佐 情報提供診療支援グループ長 中央病院放射線診断部長)

 の特別講演 「がん患者必携の目指すところ/がん対策情報センターの役割」を聞きました。

若尾先生は一番最初に「国立がん研究センターがん対策情報センターのがん情報サービス

http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html

を 見たことがある方は?挙手して下さい」と質問されました。

参加者のほぼ6割の方が挙手されたようでした。

もちろん、私も父にがんが見つかった時に、大変お世話になりました。

「では、がん患者必携について御存知ですか?」

こちらは初耳でした。挙手された人数も4割弱だったようです。

「がん患者必携」は、がん対策推進基本計画 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/s0615-1.html

に基づいた、がん患者さんのための、がんに関する情報を取りまとめた冊子だそうです。

がん対策情報センターのHPで、試作版が公開されていました。

http://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/hikkei.html

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ダイアログ・イン・ザ・ダーク

「暗闇を体験する」半年ほどの前に新聞で目にした紹介記事が心に残っていました。

そうやって興味を持ったものの、実際はどういうイベントなのかを知らないまま、体験してきました。

記事を読んだ直後に調べた時には、チケットが思っていたよりも高かったことと、予約が埋まっていて

断念したことすら忘れてかけていたけれど、夏休み直前にふと思い出し、予約を入れて参加してきました。

http://www.dialoginthedark.com/index.html

 暗闇、という言葉のイメージはいろいろあるけれど、完全な暗闇に身をおいたことは今までありませんでした。

暗くて周囲が見えにくいこととまっくらな闇は似ていているようで異なるように感じました。暗闇の中を

視覚障害者であるアテンダントに案内してもらうイベントである、ということは頭の中では理解しているつもりでした。

百聞は一見にしかず、とは言いますが今回は百聞は一体験にしかず、というべきでしょうか、

貴重な体験ができたと思います。見えにくさによる困難なら眼鏡を外した状態から想像がつくのですが、

何も見えないこととの不安には及ばないと感じました。

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2009年7月14日 ホテルニューツカモトにて

2009年7月14日 ホテルニューツカモトにて開催されました、

千葉県民間病院協会様の研修会にて弊社が講演させていただきました。

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日本精神神経科診療所協会総会と日本精神神経学会通常総会

6月20日(土)~21日(日)に幕張メッセ国際会議場(千葉県千葉市)で開催された「(社)日本精神神経科診療所協会総会・学術研究会」及び「(社)日本精神神経学会通常総会・評議員会・理事会」において、当社もブースを出展させていただきました。

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受講記録ノートより カナダの精神医療保健福祉政策

2008年7月21日 福祉新聞 http://www.fukushishimbun.co.jp/ の記事で見つけた、日本精神保健福祉士協会主催の国際セミナー「カナダの精神医療保健福祉政策とソーシャルワーカー」に行ってきました。カナダ精神保健協会 トロント支部のスティーヴ・ルリーさんが、「カナダの精神保健政策とサービス:聞きたかったけれど聞けずにいたこと」という題でカナダ精神保健協会 トロント支部の活動を中心に、活動状況と実績についてお話いただきました。昨年公開された映画「シッコ」http://sicko.gyao.jp/ でカナダでは国民皆保険制度があって無料アクセスである、という程度の知識しかないままセミナーを受けました。ルリーさんは最初に背景として、カナダでは、1959年から1979年の20年間で精神科病院の脱施設化が推進され、精神科病床が1000人に4床の割合から1床まで減少(オンタリオ州では1万1千床から4千床に減少)した代わりに地域での精神保健サービスが発展したことを説明して下さいました。

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受講記録ノートより 東住吉森本病院

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2008年7月11日 独立行政法人福祉医療機構

http://www.wam.go.jp/wam/ の医療経営セミナーにて

 弊社で施工させていただきました、医療法人橘会 東住吉森本病院 

浅田常務理事のお話を伺うことができました。 

 http://www.shichiken.co.jp/median/morimoto/hospital/index.html

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